2024年4月

時空を超えて
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑯男の最後の止まり木

◆本棚に前からある諸井薫のエッセイがなんとなく気になるので読んでみた。 ◆そこには東京にある大会社待合の交流クラブが書かれている。大阪ならさしづめ堂島にあるSクラブの様なものである。この会員制クラブの主役は、若い人も来る […]

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時空を超えて
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑮天王寺さん

◆星移り人変われどもお彼岸に天王寺さんに参る人々の波は変わらね様だ。西門の鳥居の結界をくぐり、お釈迦様の佛法を説くこの霊場へ一歩足を踏み入れた時から人は善男善女となり、又そこからは極楽浄土と同じであると言うのだから誠にこ […]

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ご高齢者
高齢者の「身元保証」トラブル

「身元保証」について、法律などで規定されたものではなく、病院や介護施設などが慣習的に求めているものですが、身寄りのない人や頼れる親族などがいない人がサービスを受けられないケースが問題となっています。 「身元保証事業」を行 […]

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時空を超えて
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑭野原に聞く

◆那須の高原の篠原には霰(あられ)が降っている。馬上の年若い武者の頬は寒風で真っ赤である。脚を締めて馬上で背を伸ばし、遠くの獲物を確かめる。 ◆鞍に腰を降ろすと、この人の癖らしく手は勝手に矢羽根を撫でている。その手の甲に […]

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時空を超えて
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑬牧谿(下)

◆室町時代の応仁の乱を経て残った牧谿は当然権力の象徴としてもてはやされた。信長は、京都へ堺の宗悦、隆仙、天王寺屋宗及を呼んで茶会をした。先に述べた瀟湘八景の中の「洞庭秋月」を懸け、途中でその上に重ねて「帆帰之松」をかけた […]

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