悪徳身元保証会社にお気をつけて下さい
身元保証会社、身元引受人の事業は現在、許認可がなく開業できます。
こちらの事業については様々な問題を引き起こしています。
2025年1月8日の日本経済新聞に記事がありました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE21DBP0R21C24A1000000
単身高齢者向けの主なサービスは次の通りです。
・身元保証・・・病院や介護施設に入院・入所する際の手続き代行や連帯保証
・財産管理・日常生活支援・・・公共料金の支払いや買い物の付き添い
・死後の事務・・・火葬・納骨や家財処分の代行
問題の背景には許認可なく開業できることや、監督官庁がないことにあると思います。つまりおひとり様が増えてニーズはあるのですが法整備などが間に合っていないことに問題があるように感じます。
この記事に挙げられていた70代の女性は
・身元保証
・死後の事務手続き
を代行してもらう契約を民間の「家族代行業者」と契約しました。
代金はおよそ100万円だったそうです。
その後、実際のサービスの利用に追加費用が生じることを知り解約を求めたが、返金されたのは半額程度でした。
私はおひとり様は成年後見制度と死後事務委任契約を使えば慌ててこうしたサービスを使う必要がないと考えています。ご利用される前に本当に必要かよく考えて頂きたいです。また、こうした問題をうけて行政の方で身元保証や死後事務をしているケースもあります。東京都の足立区がその例です。
もし、こうしたサービスを利用したい場合は国がガイドラインを提示していますのでそちらを参照して下さい。
https://www.moj.go.jp/content/001420018.pdf
抜粋したチェックリストはこちらになります。
ご利用される方は団体の内容をよく吟味されてから契約されることをお勧めします。