時空を超えて

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時空を越えてー春男の雑記ー69 眞平さん

◆店の前に自転車が止まった。「おんたいは?」「一寸出ていますが」「さよか、そんなら又」と帰って行った。この人の自転車は、細いタイヤの荷物台の小さいハイカラなヤツで、我々の乗っている様なタイヤの太い、荷物台の大きい頑丈な物 […]

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時空を超えてー春男の雑記ー68 おしょうらい

◆「寒さの果もおしょうらい」と言う言葉が大阪には昔あった。季節の変わり目の目安を、四天王寺の春の行事である”おしょうらい聖霊会”に合わせていた。現在も四月二十二日に舞楽大法要が六時堂前の石舞台で行われている。 ◆この日は […]

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時空を超えてー春男の雑記ー67 「現代棟梁」馬鹿で出来ず利口で出来ず

◆「現代棟梁」田中文男の世界に就いて書いて見る「尾崎、谷口、堂の前、神の真向い、仏の真尻。」と言う綾言葉が播州にはある。山の尾根の先、谷の入口、お堂の前にはよく供養塔とか庚申塚があり、何か事故か天災のあった処に多い。又神 […]

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時空を超えてー春男の雑記ー66 隠居同盟

◆隠居研究会が発足し、隠居通信の読書は五百人を超えると言う。ここで隠居の極意は「いい加減に生きる」と言う事で、いい湯加減に表される「いい」である。大きい事は良い事でと高度成長を支えた団塊世代が、時移り、星移りてのご隠居で […]

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時空を超えてー春男の雑記ー65 徒然草(三)金も要らなきゃ名誉も要らぬ

◆どうも何もかもうまく行かないので、兼好は一人吉田山の吾が家への途をとぼとぼ帰ってくる。従六位蔵人では昇殿も出来ない、せめて正五位にと人を介して、種々画策をこうじたが、よもやと思っていた身内に足を引っ張られて失敗したのだ […]

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