時空を超えて

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時空を超えてー春男の雑記ー58 サイレンス スズカ

◆「世に伯楽ありて、然る後に千里の馬有り、千里の馬は常に有れども、伯楽は常に有らず」之は韓昌黎の雑記の初めの一行である。そして、伯楽に見出された馬が、めぐまれた環境で飼育されて、千里を走る名馬となっていくのだから、現在と […]

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時空を越えて-春男の雑記-57 おかげまいり

◆慶安太平記と云う芝居がある。御存知、由井正雪、槍の丸橋忠彌の反乱事件である。不景気のなか徳川幕府は苦しい財政改革の為、大名家取り潰しをやり続け、巷には浪人が氾濫するという素地の上に、この様な事件が起きたのである。 ◆六 […]

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時空を越えてー春男の雑記ー56 わがさだめして 住吉(すみのえ)の

◆天平時代に万葉集は作られた。今より千二百年も前の事であるから、学者は勿論素人の私達にも分からない事が一杯ある。 ◆四千五百首の大半は庶民の詠んだ歌だと云うのだが、当時歌なんて学問的な素地が、奈良の都あたりでは兎も角、常 […]

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時空を越えて−木々高太郎の雑記–55トイレ・アラカルト

◆「センセ わて何ぼ食べてもでまへんねん 目医者にそんなこと言われても」...これは自称歌よみで、目医者、寒川猫持先生の最近作の歌である。自称歌よみの、実にええかげんな歌ではあるが、吾々年配者には何か、身につまされる歌で […]

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時空を超えてー木々高太郎の雑記ー54 思い煩う事勿れ

◆昭和の初め私の通っていた幼稚園は阿弥陀池のお寺の東側にあった。気儘者の私は幼稚園が大嫌いであった。毎朝一騒動あってから、なだめすかされてぼんさんの自転車の前に座布団をひいてもらいその上に乗せられ連れて行かれた。幼稚園へ […]

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