時空を超えて
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー54 思い煩う事勿れ

◆昭和の初め私の通っていた幼稚園は阿弥陀池のお寺の東側にあった。気儘者の私は幼稚園が大嫌いであった。毎朝一騒動あってから、なだめすかされてぼんさんの自転車の前に座布団をひいてもらいその上に乗せられ連れて行かれた。幼稚園へ […]

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時空を超えてー木々高太郎の雑記ー53 後の始末は誰がする

◆昔から法事は年寄仕事と言うが、然し真夏の法事はこたえる。家内と上着を着ていくかどうかで一悶着した後出かける。カンカン照りの道路を見ただけでうんざりする。これで折角の日曜もオジャンである。お供を買うのに手間どりニ十分程遅 […]

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時空を超えてー木々高太郎の雑記ー52 余りきれいでない話

◆日経新聞の春秋子の言を借りると、今正解で一番舌峰の鋭い人は自民党の田中真紀子さんである。先日も参議院選で夫君の応援遊説のTVドキュメントを見たが、機関銃の様にまくし立てる早口の演説にドッとくる聴衆の沸き様を見ていると、 […]

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時空を超えてー木々高太郎の雑記ー51 階前の梧葉すでに秋声

◆朝食のパンを食べていると、愚息が店へ出てきた。早速孫たる豚児の愚痴である。成程七月も二十日を過ぎると、一学期は終了で、昔で云う処の通知表を貰ってくる。今日びの事であるから小学四年にもなれば家に依っては塾通いが始める。休 […]

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時空を超えてー木々高太郎の雑記ー50 夏の医者は腹に悪い。

◆大好きなちしゃのおしたしで食当たりしたとっつあんは、えらく苦しんで寝込んでしまう。太郎作は山を越えて隣村まで医者を迎えに行くことになる。やっと医者を連れて帰ってくる山の中で、突然、うわばみに飲み込まれてしまう。二人は腹 […]

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