時空を超えてー木々高太郎の雑記ー㊶坂崎出羽守
2024年7月28日
◆恋は捨てても男の意地止めだてするな この出羽が醜き顔のただれより心は清き 槍一筋無念の涙 宵暗の峠にゆらぐ 幻か狐の嫁入り 千姫の行列の灯が過ぎてゆく ◆これは新内「坂埼出羽守」である。津和野の名門、宇喜多忠家の御曹司 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー㊵風土記(三)昔は人の隣に神がいた
2024年7月27日
◆茨城の里、今の茨城県内原町、友部町の辺である。ここから北に「くれふしの山」と云う高い丘がある。土地の老人が物語る。 ◆昔二人の兄弟がこの里に住んでいた。兄の名前が奴賀比古(ぬかひこ)、妹は奴賀姫(ぬかひめ)と言った。年 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー㊴風土記(二)今は昔の物語
2024年7月21日
◆出雲は神話の国である風土記には、神話とも古老の伝承とも言える話が数多く残されている。然し、和銅六年大和朝廷の命令の報告書には、かつて高天原(たかまがはら)を追放されたあの有名な素戔嗚尊(すさのおのみこと)の武勇伝“大蛇 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー㊴風土記(一)
2024年7月20日
◆和銅6年、奈良時代である。元明天皇は畿内七道に勅した「布告」を出した。大和朝廷としては、全国の情勢を具体的に掴んでいなかったのである。ある国ではその土地の有力者を国の造に任命し、又ある国へは、大和朝廷から、国の司(つか […]