【口座凍結対策】銀行の代理人予約サービス(みずほ銀行)
ご高齢者の中には将来認知症になり、銀行口座が凍結することにご不安を抱いている方がいらっしゃるかと思います。その対策としては任意後見契約は有効です。
この他に頼めるご家族(血族)が近くにいる場合に使える制度として銀行の「代理人予約サービス」があります。
こちらは銀行独自のサービスです。任意後見契約よりかなり限定的ですが、手軽に使えるサービスに感じます。
銀行のサービスの中には似たもので介護・認知症対策としての信託商品もあるのですが、そちらではなくこのブログでは無料で使える代理人予約サービスについて纏めていきたいと思います。
都市銀行でそのようなサービスをしている銀行はどこかを調べました。
私が調べる限り
・みずほ銀行
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
では行っているようです。順番にどのようなサービスかを纏めていきたいと思います。
【みずほ銀行 代理人予約サービス】
(サービスの意義)
・認知・判断機能が低下し、ご本人さまによる金融取引ができなくなる場合に備え、将来、ご本人さまの代わりに取引が可能な代理人を指定できるサービスです。
・お客さま(ご本人さま)のご意思が確認できなくなった場合でも、事前に代理人をご指定いただくことで、代理人がお客さまの資産を管理できます。
・本サービスをお申し込みいただいた後も、代理権の発効まではご本人さまだけでお取引が可能です。
今はご自身でお取引をしているが、将来のことを考えると心配というお客さまにご利用いただきやすいサービスです。
(お取引の流れ)
①代理人の予約・・・代理人の予約(お客様・代理人)をみずほ銀行で行う。
⇓
②ご予約後・・・引き続きお客様(ご本人さま)によるお取引
⇓
③代理人とのお取引開始・・・お客様のご意思の確認が困難になると代理人が銀行所定の診断書等をみずほ銀行に提出して代理人とのお取引を開始する。
(代理人が行える主な銀行取引)
・円預金の入出金取引・解約
・運用商品(外貨預金・投資信託・公共債等)の売却・解約
など
(代理人として指定できる方)
原則、配偶者または二親等以内のご親族(血族)
(ご利用手数料)
無料
詳しくはみずほ銀行のこちらのサイトをご参考になさって下さい。
代理人予約サービスについて | みずほ銀行 (mizuhobank.co.jp)