令和のお墓の種類と墓じまいの方法

8/6の日本経済新聞にお墓の種類についての記事がありました。

お墓は継承しない? 広がる樹木葬、「家」から「個」へ 3Graphics - 日本経済新聞 (nikkei.com)

この記事によりますと2023年に購入されたお墓で一番多いのは樹木葬のもので48.7%にもなるそうです。
次に一般墓(21.8%)、納骨堂(19.9%)となります。
購入費は一般墓は墓石が必要なので平均150万円なのに対し、樹木葬や納骨堂は半分程度だそうです
維持管理費に関しては一般墓で年間5,000~1万円とされるのが樹木葬などはかからない場合も多いそうです。
離檀料に関しては菩提寺に所属する檀家が一般に墓じまいする際、慣習で5万円~20万円の離壇料を寺側に払う場合があります。

この離檀料は「お布施」の意味合いが強いので相場が分かりにくく、数百万円を要求されるトラブルもあるようです。
実際に「墓じまいをしたい」とお寺に言ったら「一柱あたり30万円持ってこないと無縁仏になる。」と言われ、なかなか墓じまいが進まないといった話も聞きます。すでに弔い上げが済んでいる人が追善供養しないと無縁仏になるというのはおかしな話です。離檀料については法的な根拠がありませんので高額な支払いをする義務はありません。

墓じまいをしたい時にはどのような手続きが必要なのでしょうか?
①親族と相談し同意を得る
②お墓の管理者である霊園や寺院に墓じまいをしたい旨を連絡して「埋蔵証明書(埋葬証明書)」の発行を依頼する
③現在の墓地所在地の自治体(市区町村役場)から「改葬許可申請書」を取得、提出。「改葬許可証」をもらう
④ご遺骨の受け入れ先を決める
⑤墓石の閉眼供養、遺骨の取り出し、墓石の解体
⑥受け入れ先に納骨

墓じまいを考えられていてお墓に多数のお骨が納骨されている時などは改葬許可の申請の作業が煩雑になることもあるかと思います。
かむろ坂行政書士事務所では墓じまいのご相談や改葬許可の申請手続きの代理なども行いますのでお気軽にお問合せ下さい。