品川区による高齢者向けサービス、終活支援サービス

品川区は高齢者向けにサービスが様々あります。手軽なもの、遺言書の作成までをするしっかりとしたものと色々とありますので纏めてみたいと思います。(2024年時点のサービスです。詳しくは品川区にお問合せ下さい。)

①あんしんの3点セット
対象者は品川区民で在宅の高齢者(1人暮らし)または、夫婦世帯、障害のある方です。

任意後見制度<あんしんの3点セット>|品川成年後見センター|社会福祉法人 品川区社会福祉協議会 (shinashakyo.jp)

・月に1回ご自宅に訪問して、お元気確認をします。(あんしんサービス契約)
・判断能力が低下したときに備えて、あらかじめ任意後見人を決めておきます。(任意後見契約)
・亡くなったあと、あなたの希望を実現する遺言作成のお手伝いをします。希望する場合、葬儀執行者、遺言執行者に品川区社会福祉協議会を指定することも可能です。(公正証書遺言作成支援)

②支え愛・ほっとステーション
こちらは身近な福祉の相談窓口として生活上の相談や見守りなどを行う拠点です。
対象者はひとり暮らしの高齢者の方などとなっています。
サービス内容は下記のとおりです。

  1. 地域支援員(ボランティア)募集・登録と利用者のコーディネート
    地域支援員は、地域の中で見守りを必要としている人や、ちょっとした困り事がある人に対してできる範囲で支援するボランティアです。コーディネーターは、利用者、地域支援員の募集や登録、利用者と地域支援員のマッチング(コーディネート)などを行います。
  2. ほっと・サービス
    日常生活のちょっとした困りごとに、地域支援員が30分200円で手伝いを行うサービスです。
    支援内容は、買い物代行やすだれの交換、電球交換、粗大ごみや資源ゴミだし、通院付き添い、掃除、花の水遣り、震災に備えた家具の固定など多岐に渡ります。
    支え愛・ほっとステーションは、利用登録および利用調整を行います。
  3. フリースペース
    身近な地域で誰もが楽しく参加できる憩い・交流の場を、必要に応じて確保します。(常時、部屋の確保はしていません。)
    運営は地域のボランティア(民生委員や地域支援員等)が行い、支え愛・ほっとステーションは、立ち上げ支援や活動支援を行います。
  4. 定期訪問
    月1回程度、安否確認も含めて、地域支援員が登録者の自宅を訪問するサービスです。
    利用料金は無料で、地域支援員も謝礼なし(地域貢献ポイント付与)のボランティアで行っています。
  5. 定期電話
    月1~2回程度、希望する日時に、希望者の自宅に電話をし、安否確認を行うサービスです。
    同時に体調の確認、ほっと・サービスの受付、相談の受付なども行います。利用料金は無料です。
  6. 救急代理通報システムのお勧めと設置
    65歳以上のひとり暮らし高齢者、高齢者世帯、日中独居世帯を対象に、生活リズムセンサーを設置して行う見守りサービスです。
    発報があった場合には、委託されている民間警備会社が利用者宅に伺い、安否確認等を行います。
    支え愛・ほっとステーションで申請・相談でき、設置後は発報時の状態把握とその後の必要な支援も行います。(要介護認定を受けている方は、在宅介護支援センターで申請を承ります。)

③あんしん居住サポート
①のあんしんの3点セットはどちらかというと高齢者が生活をすることをサポートするサービスかと思うのですが、死後事務については民間住宅をお探しの65歳以上の高齢者のみの世帯を対象にあんしん居住サポートというもののなかにあります。
このサービスをご利用できる方は現在、かなり限られています。



(基本サービス)
・品川区高齢者緊急代理通報システム
・定期連絡
・生活相談
・緊急対応
・家財撤去
・残置物処分(お亡くなりになった時に、居室内の家財撤去、残置物処分の実施)

(オプションサービス)
・生活支援サービス
・お別れサポート
①火葬等支援(20万円)
②納骨・埋葬支援(菩提寺が決まっているかどうかで値段が3万円~10万円と変わる)

こちらの事業のお問合せ先は品川区高齢者地域支援課となっています。

かむろ坂行政書士事務所ではこうしたサービスに関しての無料相談(30分)、品川区役所や社会福祉協議会等へのお付き添い(有料)を行っています。お気軽にお問合せ下さい。