時空を超えて

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時空を超えてー春男の雑記ー122 高橋由一「墨水桜花輝耀の景」新着!!

◆日本経済新聞の日曜版には全面カラーで「美の美」と言うタイトルで美術紹介が載る。先週は「美人画の小宇宙」であった。江戸風俗を生き生きとした視線で描き続けて来た錦絵が、やがて明治になり、洋画の流入と期を一にして美人画は姿を […]

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時空を超えてー春男の雑記ー121 現代百物語

◆ある人に尋ねられた。「あんた旅館の部屋に入って床の間の軸の後の壁見た事ある?」「いいやそんなとこ見た事ない。何があるの?」彼の言うのには、何処の旅館も、いわくありの部屋では南無阿弥陀と書いた紙が張ってあるとの事。どうぞ […]

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時空を超えてー春男の雑記ー120 「もうがんばらない」

◆岩手県滝沢村でのタウンミーティングで、住民から次のような意見が出た。「我々は低成長でもいいんです。わが岩手の様に『もうがんばりません』という県があっても良いでしょう」と言うのである。今年の一月に岩手県はキャンペーン「が […]

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時空を超えてー春男の雑記ー118 数奇は一代

◆古美術商「甍堂」の主人青井さんは、惚れ込んだ品物を手に入れ、つくづく眺めて居ると感動のあまり泣き出すのである涙を流し鼻水を啜ることもあるのだろう。十歳の娘さんは、お父さんに市に行っても物を買ってこない様に言う。今一つ青 […]

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時空を超えてー春男の雑記ー117 三年寝太郎

◆こう暖かくなると我が家でも炬燵とは左様ならをした。又寒くなる十一月頃まで、しばしのお別れである。寒い冬の一日がすぎて、夕食に湯豆腐で一杯、熱燗にしてやりだすと、一合では寂しいので、もう少し呑んで二階へ上がる。取り敢えず […]

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