時空を超えて

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時空を超えて−春男の雑記−84 寒い俳句

◆「去年今年 貫く棒の如きもの」高浜虚子が昭和二十六年の春を歌ったものである。既に七十六歳にもなった虚子は、昨日迄の去年が今日から二十六年と云う今年に変わったのだが、太い棒に貫抜かれ、押さえ込まれた様なこの戦後の不況はど […]

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時空を超えて−春男の雑記−83 あなた、明日が見えますか

◆檻に入れられた犬の表情を見ていたら誰でも胸を打たれる。空な眼差、肩を落として鳴く気力もなく、前足を揃えて一点を見ている・・・。これは時々新聞に出ている後一週間位で飼い主が出て来なかったら薬殺される犬の写真である。その犬 […]

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時空を超えて−春男の雑記−82 おもしろうてやがて悲しき

◆「おもしろうてやがて悲しき祭かな」美空ひばりのお祭りマンボではないが、家を焼かれたおじさんと、へそくり取られたおばさん夫々が秋の色濃く陽の落ちるのが早くなれば、結末を迫られるのである。お祭りを上手く踊りぬけた人、火傷を […]

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時空を超えてー春男の雑記ー81 筒男の神

◆私の大きな菊の花が見頃となると愈々秋も酣である。大阪木材商伊勢講の代参は丁度この頃に行なわれる。一応昔のままに総てが取り行なわれる。一反風呂敷の様な大きい講旗を目印にして、遅れない様に百人乍りの参加者がぞろぞろと内宮さ […]

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時空を超えて−春男の雑記−81 伊勢戸佐一郎君を悼む

◆大分前の事であるがNHK朝ドラを見ていると、アレアレ、伊勢戸佐一郎考証とテロップが出てきた。これはこれはと早速電話を入れた。「なに?あれ」「まあな、いろいろあって・・・」と言う様な余り要領を得ない返事だったが、そのドラ […]

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