上田秋成

時空を超えて
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑥きく

◆今日は待ちに待った重陽の節句である。加古の里に住む左内は、遠くに出雲へ下った義兄の宗右エ門が必ず帰ってくると約束した日が今日なので、朝から落ち着かなかった。秋の空、冷えた空気に庭の菊の花の香りが漂ってくる。日がら待ち暮 […]

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