豊臣秀吉
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー㊱武蔵鐙
2024年7月7日
◆秀吉の小田原攻めの陣中、利休は夜遅く、部屋で独り、竹の花入に手を入れていた。長さ一尺、太さ三寸程、二つ節のほん手頃なものである。然し利休の思いは先日、秀吉の手で惨殺された愛弟子・山上宗二瓢庵の事にいってしまう。 ◆宗二 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー㉘ひぐらし
2024年6月9日
◆ここ高野山の一の橋から奥の院への参道は、四時を過ぎるとカナカナと蜩(ひぐらし)が鳴く。高い杉木立の下の石畳の路は、この八月の初旬、大阪では考えられない涼しい風が吹く。 ◆お寺も大変である。これが売り物であろう白いペンキ […]