時空を超えて
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑫牧谿(上)
2024年4月14日
◆何故か今、牧谿である。たまたまテレビの日曜美術館をみていて、東京の五島美術館で牧谿展が開催されているのを知り、図録を取り寄せた。続いて芸術新潮が牧谿特集を出したので早々に入手し正月休みに読み耽った。 ◆元の初期の禅僧牧 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑪諏訪の神
2024年4月13日
◆大和朝廷との闘いに破れた建御名方の神(大国主命の子供)は遠く信濃の国諏訪へと落ち延びて行ったのである。そこで自然との厳しい斗いの中で地方の豪族としての地歩を固めていく。この諏訪の地は、神懸り的な伝承と、人間臭さとの世界 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑩うすずみさくら
2024年4月7日
◆新春”朗読への招待”と言うのをラジオで3日間に亘り放送していた。昨年物故した司馬遼太郎、遠藤周作、宇野千代の作品が取り上げられていた。優等生の司馬、自由奔放な遠藤の代表作品の一部を安岡章太郎等の朗読ありコメントありで、 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑨くれ
2024年4月6日
◆暮れも押し迫り、愈々どうにもならなくなった若い夫婦もんは、借金取りから逃れる為に家を出て、町はずれにある庚甲堂でとりあえず一夜を明かそうとした。ところが傍に誰かがいる。子供である。解いた事もない髪を肩まで垂らし、裾の切 […]
時空を超えてー木々高太郎の雑記ー⑧なまこ
2024年3月31日
◆五月の那須を、吹き渡る爽やかな風の心地良さに、芭蕉と曽良は、ついうかうかと半月ばかり過ごしてしまった様だ。 ◆万事に行き届き旅なれた曽良にすべて任せた芭蕉は、土地の可愛らしい少女とも馴染みになった。女の子の名前は大変珍 […]